【マイペース】 |
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【マイペース】 |
会社(office)には、じつにさまざまな人種がいます。 マイペース野郎、マイウエイくん、モーレツ男、マンネリ中年、リストラ組、オツボネさま、オールド・ミス、イエス・マン、ゴマスリ課長、ヤンキーOL、ロマンス・グレイ、ポマード男爵、オールバック部長、エリートくん、MBA組、マメ男、アッシーくん、ドライ局長、ウエット課長……と、カタカナ英語で表現していくと、キリがありません。 そこで、ここでは上記した人種のうち、トンデモ英語でできている人々を断罪しましょう。
● マイペース――そんなペースpaceはありません。あるのは、one's own paceであり、「マイペースでやってほしい」と言いたいなら、Go your own pace (way).です。 ● マイウエイ――マイペースがないなら、これもありません。「歌にあるではないか!」という方、あれはタイトルであって、フツーの会話ではないのです。 |
● マンネリ――mannerismマンネリズムから来ているのですが、こいつは芸術や文学に使う言葉。仕事で「おきまりの」「毎度おなじみ」はroutineです。さらに「マンネリ男」が「決まりきったヤツ」を言うなら、stereotype。「マンネリでうんざり、単調」を言いたいならmonotonousであります。 ● リストラ――restructuringの略による死刑クラスの英語。次のメディアの項で詳述します。 ● オールド・ミス――すでに死語化しています。「未婚の中年女」という軽蔑的意味ならold maidでありますが、英語圏でも、いまは死語です。 ● イエス・マン――こいつは日本の会社にじつに多い人種です。なんでもイエスなのですから、相当なゴマスリ男ということで、英語ではapple polisherです。英語圏ではゴマがリンゴになり、これをピッカピッカに磨くだけです。 ● ヤンキー――ヤンキースがあるのですから、Yankeeはいます。しかし、これはアメリカ人の俗称で、日本村の人々に使うわけがありません。で、「不良っぽい」意味ならpunkです。 ● ロマンス・グレイ――渋い中年男性を指すわけですが、死語でしょう。ヘア・ダイ(髪染め)が普及したいま、言葉も人種もしんでいます。同じく、ナイス・ミドルも極刑トンデモ英語。 ● オールバック――こんなヘアスタイルの言い方はナシ。ポマード男爵がよくやっていますが、これはstraight back styleであります。 ● ドライとウエット――これに関しては、11のキャラクターの項で詳しく解説します。
・日常生活のトンデモ英語 |
ケビンのトンデモ英語デリート辞典 |
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