「コンニチワ赤ちゃん」の法則 |
|
|
|
|
|
暗記memory workそれ自体は悪いことではありません。日本の受験勉強を考えれば明らかなように、暗記をした者勝ちの合格通知だからです。しかし、英語をしゃべるとなると、この「暗記した者勝ちの法則」は、まず通用しません。 たとえば、暗記イコール調教trainingと考えてみましょう。何度も何度も同じことをくり返し、徹底してパターン調教した動物を野生に戻します。この動物は、大自然wild natureのなかで生きていけるでしょうか?否です。 英語の暗記もこれと同じです。よって、世に「決まり文句」a hackneyed expression、「必須表現100」などという英会話本があふれていますが、これらを暗記しても意味ナシです。 ところが日本人は悲しいかな、「暗記必勝」世界の住人。英会話まで、暗記で克服しようとします。もし、この本を読みつつ、以前にそんな経験をした人がいるなら、今日を限りに「サヨナラ暗記くん」になるべきです。 では、なににコンチニワをすればいいのか? 答え。赤ちゃんです。 これをボクは、「英会話、コンニチワ赤ちゃん」説と読んでいます。 「ケビンくん、何を言っているのか、わからんぞ」というあなた。では、ご説明します。 赤ちゃんは、あるときから暗記をしなくなります。最初はママから教えられた言葉を口マネmimicryで覚えます。たとえば、イヌなら「ワンワン」と。しかし、あるときから「スキ」とか「キライ」という概念conceptionを表わす言葉を覚えます。すると、以前暗記していた「ワンワン」に「スキ」がくっついて、「ワンワン、スキ」となります。つまり、赤ちゃんは「ワンワン、スキ」を初めから暗記していたわけではないのです。 This is a pen. I am a boy.という、人間である限り一生使うはずのない文章(なぜなら、ペンも少年も言わなくても見ればわかる)を丸暗記する虚しさがわかっていただけましたか。
|
|
・間違いだらけの野球英語を正す!
ケビンのトンデモ英語デリート辞典 |
Copyright 2011 hypernomad, Mediatablet Inc. All rights reserved. |