【モーニング・サービス】 |
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【モーニング・サービス】 |
モーニング・サービスmorning serviceは、英語ワールドでは、教会で行う「朝の礼拝」です。 まさかとお思いでしょうが、本当です。「コーヒーにトーストとゆで卵つき」なんてことは死んでもありません。これはルーム・サービスで注文するしかないのです。 したがって、「モーニング・セット」なるものも、ありえません。 ちなみに、room serviceは、完璧英語で、どのホテルでもやっています。 |
では、いったいなぜこんなことになってしまったのでしょうか? それは、アジア郡日本村では、サービスserviceという英語の概念が歪められて伝わったからです。 この英語には「無料、おまけ」といった意味はないのです。こいつの語源はslave(奴隷)、servant(召使い)であって、serviceは「〜に仕える」ことなのであります。 つまり神に仕えるから、serviceは「礼拝」となるわけです。市民に仕える公務員は、だからcivil servantであります。 日本村では、ホテル、レストランなどをサービス産業などと呼んでいますが、このカテゴリーも欧米の資本主義にはありません。これはhospitality industriesと言うのです。 つまり、日本村では資本主義の概念すら変質してしまっており、よって「日本の資本主義はわれわれとは異質なのだ」という日本修正論revisionalismが唱えられるわけであります。
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