スポーツ・アナよ、なんとかしろ! |
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・ファイト ・ガッツ ・ドンマイ ・ナイス ・ゲーム ・ブービー ・マラソン ・ハンデ ・ジャッジ ・キャリア スポーツの世界はトンデモ、インチキ英語の宝庫であります。その多さときたら、日本の銀行がかかえる不良債権の額に匹敵するほどですから、とてもこの1章だけではデリートできないものと思われます。 そこで、とりあえず、もっとも簡単なところから攻めてみましょう。それは、なぜか日本人がスポーツについて話すときにおかしてしまうミスmistakeです。 1.I want to play skiing this winter. 2.I played golfing yesterday. この2つの文は、いずれも間違いであります。1は"go skiing"であり、2は"play golf"あるいは"go golfing"が正解です。つまり、日本人はどんなときにplayを使い、どんなときにgoを使うのかよくわからないようです。 そこで、もっとも簡単な理解は、「球技にはplay、それ以外はgo」。ただし、bowlingは例外で、"go bowling"です。 では、日本語でよく使う「スポーツをする」はなんと言うのでしょうか? これは、"doing sports"か"playing sports"です。"Let's sports."と言った人は退場勧告をしておきます。"do sports"は、「努力して〜する」という感じであり、"play sports"は「楽しんで〜する」という感じです。ただし、これにも例外があり、エアロビクスやジャズ・ダンスなどはdoを使います。 次は、やはりよく言う「スポーツマン(スポーツ・ウーマンであってもいい)」sportsmanについてです。では、「彼はスポーツマンである」を英語にしてみてください。 He is a sportsman.とやった人は、やはり退場勧告です。なぜなら、英語でいうsportsmanには「スポーツが得意な人」という日本語の意味がないからであります。英語のsportsmanは日本語より広義な言葉であり、「スポーツ好きな人」「外へ出てなにかやるのが好きな人」「明るくてフェアな人」といった感じなのです。 そこで、先の文をもっと具体的に英語にすれば、He is a good at sports.(彼はスポーツが得意)となりますが、これでもまだ漠然としすぎているので、He is a good skier.とかHe is a golfer.と得意なスポーツを具体的に言うべきであります。スキーヤー、ゴルファーと言っても、けっしてプロを指すわけではありませんので、要注意! さて、スポーツに関して、最後の頭の体操は、「以下の言葉は英語かそれとも和製英語か」クイズ。 1.スポーツウエア 2.スポーツ・キャスター 3.スポーツ・シューズ 4.スポーツ・カー 5.スポーツ・ドリンク 答えは、5を除いて、すべて正しい英語。スポーツ・ドリンクだけが和製英語で、これはアメリカではhealth drinkです。 以上でスポーツsportsの感じがだいたい把握できたと思いますので、それでは"スポーツ和製英語デリート・ツアー"へ出かけましょう。 |
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