【ミッションスクール】 |
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【ミッションスクール】 |
「私、あの、ミッション出なの」という女子大生には鉄槌をくらわす覚悟で、以下述べてみましょう。 まず、もし英語で「mission schoolを卒業した」とマジに言えば、あなたは未開barbarianの地から来たと思われるのは、間違いありません。あるいは、アメリカならIndian Reservation(インディアン居住区)の学校を出たと思われても仕方があるません。なぜ、そんなことになるのか? それは、西洋キリスト文明Western Civilizationの長い歴史によります。つまり、missionという語は、その歴史を背負っているわけです。Mission schoolができたのは、19世紀の半ばころ、アジア、アフリカの西洋植民地coloniesでありました。これは、キリスト教の宣教師たちの使命missionを実行に移すためにつくられた学校です。 |
では、その使命とは何かと言えば、それは「未開の人々に神の教えを伝え、キリスト教化する」ということであり、キリスト教化とは近代化modernizationと一緒ですから、文明人modern manにすることを意味しています。 つまり、私たち東洋the Orientという未開の地に住むイエローは、彼らの手でmission schoolに通わされ、ありがたく近代人にしてもらったのです。 西欧人なら必ずこのように考えますから、こんな言葉を私たちが使うのは、アタマの中にクラゲでも飼っているとしか思えません。 さらに言えば、私たち日本人は、明治維新期the Meiji reform eraに1回、太平洋戦争後after the Pacific Warに1回、計2度、近代化されています。この2回目の近代化という民主化democratizationは、マッカーサーMacAthur征夷大将軍さまによってなされ、いまなおその洗脳は続いているのです。 余談ですが、女子高生の憧れの大学はみなミッションであります。人気御3家をJRAと呼ぶそうです。J=上智、R=立教、A=青山。 ところで、なら、どう言えばいいんだというみなさまには、単にprivate school(私立学校)という呼び方をオススメいたします。
・日常生活のトンデモ英語 |
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